シャンプーブラシの正しい使い方と注意点
シャンプーブラシとは
ここ数年でじわじわと人気が出てきたシャンプーブラシ。
ネットリサーチのDIMSDRIVEがモニター7,832人に対しシャンプーブラシのアンケートを行い、以下のような結果が発表されました。
● シャンプーブラシ、使用率は21.0% 男性の方が愛用
● シャンプーブラシには「頭皮マッサージの気持ちよさ」を期待
● 愛用シャンプーブラシは「サクセス」・「メリット」が2強。「ザ・ダイソー」は3位
上記のアンケートが実施された2013年時点では使用率が21%となっており、関心を寄せる方は男性の方が多いようですね。頭皮マッサージや毛穴の汚れ対策、血行促進などを目的に使われているようです。
今からおよそ5年前のデータとなりますが今なお各メーカーから様々なシャンプーブラシが製造販売されており、一過性のブームに留まらず、見事ヘアケア用品として定番化したと言えます。
そんなシャンプーブラシについて、どのようなメリットがあるのか、使い方のポイントなどをチェックしていきましょう!
シャンプーブラシを使うメリットとは!?
洗髪時にシャンプーブラシを使うことには様々なメリットがあるといわれており、具体的には以下のような点があげられます。
汚れが落ちやすくなる
シャンプーブラシは手指で洗うようよりも万遍なく頭皮を洗うことができるので、ムラなく広範囲にシャンプーが行き渡り毛穴に詰まった細かい汚れまでしっかりと落とすことができます。
また、指で頭皮全体を洗おうとするとどうしても時間がかかってしまいますが、シャンプーブラシを使うことで効率よく洗うことができ、時間の短縮にもつながります。
また、毛穴の汚れがしっかりと落ちることで頭皮の臭いを改善するという効果も期待できます!
頭皮の血行が促進される
シャンプーブラシはシリコン製の商品が多く、弾力に優れているため頭皮のマッサージ効果も期待できます。硬すぎず柔らか過ぎずという心地よい刺激によって血行が促進されます。
血流がよくなることで多くの栄養が頭皮の隅々にまで行き渡り、毛母細胞の分裂も促進されて毛髪の成長にもプラスの効果をもたらします。
ストレス解消効果がある
シャンプーブラシの心地よい刺激は精神をリラックスさせる効果もあり、ストレスの解消にもなります。シャンプーブラシによる洗浄が気持ちよくて、お風呂に入るのが楽しみになったという人もいるくらいです。
爪で頭皮を傷つける心配がなくなる
手で頭皮を洗うときは爪を立てないように指の腹で洗うのが原則ですが、中には無意識のうちにどうしても爪を立ててしまう方もいらっしゃいます。
特に女性でネイルチップ(つけ爪)をしている方、ネイルアートを施している方などは誤って頭皮を深く傷つけてしまう恐れもあります。この点、シャンプーブラシを用いればそうした心配はなくなるため、安全に頭皮を洗うことができます。
安価に購入できる
シャンプーブラシは数百円程度と安価で購入することができます。このくらいの価格であれば月1回などの頻度で新しいものと交換可能なため、衛生的に用いることもできます。
シャンプーブラシの選び方
シャンプーブラシを使う際は以下のような点に注意することでその効果を最大限に発揮することができます。
シャンプーの前には髪をしっかりとかしておく
お風呂に入る前に髪をしっかりととかしておくことで、シャンプーブラシが髪の毛に絡みにくくなり、洗浄しやすくなります。特に女性の方など髪が長い方は念入りにとかしておきましょう。
また、クシでとかすことで毛髪についた汚れもある程度落としておくこともでき、シャンプーの効率もあがります。
ブラシの先が尖りすぎていない商品を使う
先端が尖り過ぎているものを選ぶと、頭皮への刺激が強すぎて逆に痛めてしまうことにもなりかねませせん。できるだけ先端が丸みを帯びていて刺激が少なそうな商品を選んで使うようにしましょう。
髪質を考慮して商品を選択する
シャンプーブラシは自分の髪質に合ったものを使うことが大切です。
髪の毛が固めの人は硬いブラシを使うことをおすすめしますが、そうでない人は頭皮への刺激を少なくするために柔らかめのシャンプーブラシを選ぶようにするとよいでしょう。
取手が付いているものを選ぶ
シャンプーブラシはお風呂で濡れた手で持つため、取手が無いとどうしても滑りやすくなってしまいます。ストレス無く使うためには取手つきのものを選ぶとよいでしょう。
シャンプーブラシの使い方
頭皮の汚れを落とすには大変便利なシャンプーブラシですが、ただ力任せにゴシゴシとこする使い方では頭皮や髪を傷つけてしまいます。正しい使い方のポイントを抑えて、安全に使用しましょう!
シャンプーブラシの動かし方
シャンプーブラシを使うときはシュッシュッと左右に小刻みに動かすのがポイントです。逆にぐるぐると大きく円を描くようにブラシを動かしてしまうと、ブラシをする部分にムラが生じてしまいます。
また、髪の毛がブラシにからんで切れ毛の原因にもなってしまいますので十分に気を付けてください。
シャンプーブラシの力加減
頭皮がかゆいから、刺激が心地いいからなどといった理由で、シャンプーブラシを頭皮にあてるときに力を入れ過ぎる方がいますが、これは頭皮を傷つける恐れがあり、危険な行為です。
くれぐれも力加減には気をつけるようにしてください。
頭皮を小さなブロックに区切りながら洗う
シャンプーブラシはいきなり頭皮全体に行き渡らせるのではなく、まずは前頭部だけ洗い、次は側頭部、その次は頭頂部、最後に後頭部を洗うというように小さなブロックごとに区切って洗うのがポイントです。
こうすることでムラなく頭皮を洗浄することができます。
洗い終わりにはシャンプーブラシで頭皮マッサージをする
シャンプーブラシで頭皮全体の汚れが落ちた後は、ついでにシャンプーブラシによる頭皮マッサージも行いましょう。
マッサージは洗うときよりもやや強めにブラシを頭皮に押し当てながら行います。これによって血行が促進されて頭皮に行き渡る栄養量を増やすことができます。
ブラシは清潔な状態で保管すること
ブラシを使用した後、そのまま浴室に置いておくとカビなどが繁殖してしまうことがあります。使用したシャンプーブラシはお湯でしっかりとすすいでから、タオルなどで水分を拭き取った後に自然乾燥させます。
室内で干しておけばきちんと乾き、カビなどの発生を防ぐことができます。
2カ月に1回程度は新しいブラシに交換すること
シャンプーブラシを長い間使っていると、ブラシの毛先が弾力を失ったりするなど劣化が進んでいきます。
このため、できれば毎月、長くても2ヶ月に1回を目安に新しい物と交換することをおすすめします。
使用頻度は毎日でなくてもよい
シャンプーブラシは洗浄力には優れていますが、使いすぎると頭皮を刺激し過ぎたり、皮脂が過剰に落とされたりとかえって悪影響を及ぼすともいわれています。
このため毎日使う必要はなく、1日おきくらの使用でも十分でしょう。ご自身の頭皮の状態をよく観察しながら使用頻度を調整してもよいでしょう。
シャンプーの種類にも注意
シャンプーブラシを使うくらい頭皮のケアを気にかけている方であれば、使用するシャンプーの種類にも注意しましょう。
石油系やアルコール系の成分が含まれているシャンプーは洗浄力が強い分、頭皮に対する刺激も強いためあまりおすすめできません。アミノ酸系の成分を含む薬用シャンプーやスカルプシャンプーなど、頭皮に優しいシャンプーを使うとよいでしょう。
おすすめのシャンプーブラシはこれ!
ここではおすすめのシャンプーブラシをご紹介いたします。インターネットやドラッグストアなどで手軽に入手できるものなのでぜひ参考にしてください。
サクセス頭皮洗浄ブラシ
花王から発売されている有名なシャンプーブラシです。
指では落としにくい毛穴に詰まった汚れをしっかりと落とすことができます。2種類のマッサージ突起で頭皮を刺激することで、血行促進効果がもたらされ、毛髪の発育も促します。
ブラシの先端は丸くなっているため頭皮を傷を付ける心配がありません。ブラシの堅さは「ふつう」と「やわらかめ」の2種類があり、取手もついていて持ちやすい構造になっているのもポイントです。
PRO TECウォッシングブラシ毛穴クレンジングタイプ
ライオン株式会社が販売しているシャンプーブラシです。極細の毛が特徴で、毛穴に詰まった汚れや皮脂を徹底的に洗浄することができます。
皮脂の除去に重点をおいたブラシなので、特に頭皮が脂ぎっている方におすすめといえるでしょう。
メリットシャンプーブラシ
メリットが販売しているシャンプーブラシです。手が小さい方でも持ちやすいように設計されているため、お子様から大人まで幅広い年代の方が使うことができます。
ブラシの先端は柔らかく、地肌に優しい作りになっています。毛穴の汚れをやさしくかきとり、毛の根元の汚れまでしっかりと落とすことができます。さらに、マッサージ効果もあり、血行促進も期待できます。
まとめ
シャンプーブラシは頭皮マッサージ効果や血行促進などの効果があり、ヘアケアをしっかりと行いたい方にはオススメのアイテムとなっています。効果を出したいからと言って頭皮をこすりすぎたり、力を入れすぎたりしてしまうと頭皮や髪に負担をかけてしまうので優しく洗うようにしましょう。
この記事を読んだ人はこれも読んでいます
-
AGA治療費を抑えたい!個人輸入しても大丈夫?
-
髪の毛の基礎知識
-
知っているようで知らないAGAとハゲの違い
-
AGA治療は保険適用外!費用の相場は?
-
AGAの原因と治療のタイムリミット
-
プロペシアとミノキシジルを併用するメリット・デメリット
-
プロペシアのジェネリックは効果あり?その違いとは
-
HARG療法と育毛メソセラピーの違いって何?