髪の毛の基礎知識ヘアサイクル(毛周期)を徹底解説
あなたは髪の毛が生える過程であるヘアサイクルを知っていますか?ヘアサイクルについての正しい知識を学ぶことで、髪の毛のトラブルが起こってしまった時に冷静に対処することが出来るようになります。
これから先、どんな髪の毛のトラブルがあなたの待ち受けているのかわかりません。もしもの時に備えてヘアサイクルに関する知識を学んでおきましょう!
ヘアサイクルってなに?
そもそもヘアサイクルとは何なのでしょうか。
ヘアサイクルとは毛周期とも呼ばれており、髪の毛が抜けてから生えるまでの過程を表したリズムです。
ヘアサイクルが存在することによって髪の毛が抜け落ちたとしても新しい髪の毛が生えてくるのです。
なぜ自然と髪の毛が抜け落ちるのか。
なぜ髪の毛が生えてくるのか。
これら2つの疑問はヘアサイクルの説明によって解消されます。答えを知るためにも読み進めてみてください!
ヘアサイクルの期間を知ろう
髪の毛はヘアサイクルの循環によって生えてきます。ヘアサイクルは3つの期間によって構成されており、それぞれの期間に髪の毛を育てるための重要な役割が備わっています。
今回は髪の毛が抜けたところから生えてくる過程を説明するので休止期→成長期→退行期の順に紹介します!
男性と女性によって各期間の長さも変わってくる為自分の性別に当てはめて各期間についての知識を学びましょう。
休止期
髪の毛が抜けると、頭皮に存在する毛乳頭が次の発毛に備え皮膚の中で休む機関期間があります。
この休んでいる期間をヘアサイクルの中では休止期と呼びます。頭皮の中の毛乳頭が3か月から4か月ほど休むと発毛に向けて成長期にヘアサイクルが移ります。
成長期
成長期にヘアサイクルが移行すると毛球部の中にある髪の毛の元「毛母細胞」が細胞分裂を始めることで髪の毛の成長が始まります。
成長期が始まってしばらくの間は皮膚の中で毛が伸び続けますがやがて頭皮を突き破って再び髪の毛が生えてくるのです。
成長期の期間はずっと髪の毛が伸び続け、その期間は男女によって差があります。
男性は約3年から5年間。
女性は約4年から6年間。
これらの年数は1つの毛穴から自然と髪が抜ける年数と考えてください。
退行期
3年から6年間の成長期が終わるとヘアサイクルは退行期に移ります。
成長期に細胞分裂を繰り返していた毛母細胞が退行期になると細胞分裂数が減少し、毛乳頭と毛母細胞の距離が開いていきます。
皮膚の中に残っている成長過程の髪の毛は徐々に頭皮に向けて押し上げられてゆき退行期、休止期に髪の毛は自然と抜け落ちます。
髪の毛の寿命が決まる!
ヘアサイクルと髪の毛の寿命は大きく関わっています。
髪の毛の寿命は成長期にどれだけ髪の毛が伸びるかによって大きく変化します。2年間しか髪の毛が成長しなかったら、髪の毛の寿命は2年ほど。6年間髪の毛が成長したのであれば、髪の毛の寿命は6年間になります。
髪の毛の寿命とヘアサイクルが直接的に関与していることを頂けたと思います。ヘアサイクルを乱さずに正常に循環させることによって髪の毛の寿命も長くなると覚えておいてください。
ヘアサイクルがあるから、発毛する
一度髪の毛が抜けたら、その毛穴からはもう髪の毛が生えてこないと思っている方。それは間違いです。
先ほどのヘアサイクルで説明した通り、髪の毛が抜けてから3か月ほど髪の毛が生えてこないお休みの期間がありますが、時期が来れば成長期と共に髪の毛が生えてくるようになります。
髪の毛の素となる毛母細胞の細胞分裂回数には限度があるためすべての毛穴から髪が生え続けるということではありませんが、毛母細胞が生きている限り、このヘアサイクルが繰り返されていきます。
まとめ
今回は髪の毛が生える循環リズム「ヘアサイクル」についてお話しました。
ヘアサイクルが乱れてしまうと、将来的に髪の毛が減ってしまう原因にもなりAGAもヘアサイクルが乱されることによって発生する脱毛症状です。
髪の毛が生えるメカニズムであるヘアサイクルを健康に保つことで今後のAGAなどの薄毛治療に大きく関わってくるので正しい知識を学び、いざという時に治療をスムーズに進めることが出来るように対策をしておきましょう!
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